火曜の学内朝一労働に備え、日が沈むころ家を出る。みなと祭りの花火。地下鉄は、浴衣のひとばかり。着替えや本を詰め込んで膨れ上がったバッグを左肩にかけ、目を瞑り、羨ましげに息を吐く。ごちそうさま。祝日で最寄り駅からの学バスもないため、開発の進…
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