「肉球の色は?」 「ピンクでした。きれいな桜色で、触るとぷにぷにして、撫でてやると、長い尻尾をぱたぱたさせてくすぐったがって−−」 「首輪はしていないんですね」 またぞろ感傷的になる依頼人を、私は再度遮った。私もぷにぷにの肉球は嫌いではない。あ…
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