養老天命反転地 SITE OF REVERSIBLE DESTINY-YORO PARK,GIFU
- 上下の揺さぶり
- 養老天命反転地記念館(オフィス)以降の殆どのパビリオンにて
- 床と天井の鏡面構造
- 異なる空間が天井から生える構造
- 床下に異なる空間が見える構造
- 大小の揺さぶり
- 内外(境界)の揺さぶり
岐阜県養老町にある、荒川修作+マドリン・ギンズによる実験的アートプロジェクト『養老天命反転地』。「身体」が持つ可能性、身体に作用する「環境=建築」、身体感覚の変革による意識の変革。
B級スポットめぐり的な半笑い行軍だったはずが、いざ入ってみると、十全に意図を汲み切れていないであろう自分に歯痒さを感じるほどに深読み許容区域で、脳が疲れる。水平・垂直を極力排除した構造物ばかりで、起伏に富み、「みんなどうして真っ直ぐ歩くの?」「みんなどうしていつも前向きに歩いているの?」というアンチ常識な感じで、肉体的にも過酷な環境。超難解かつ消費カロリィ・水分が尋常でないが、またゆきたいと思えた。養老の滝など、おまけに過ぎない。