鯨統一郎『悪魔のカタルシス』(1)

nksn2005-09-21

「まず化石の研究によって判ったことから話そうか。この化石を発見したというだけで、お前の名前は人類の歴史に永遠に刻まれるぜ」
「そうかな」
「もし人類の歴史がこの後も続けばの話だが」

悪魔の化石を見つけてしまった主人公が、まわりの誰が仲間かわからなくなりながら生き延びてゆくお話。話としてはおもしろいのだけど、ガッツポーズできる会話もないし、オチもつまらないし、うーん。