松岡正剛氏の公開講座を聞く

nksn2005-10-05

「情報はひとりじゃいられない――『知』と『遊び』のための編集工学」

  • コップを30回言いかえる
    • 「コップ」「器」「ガラス」「物体」……
    • 自分と対象との関係で名前がかわる
  • 人間の身体も内外を繋ぐインターフェイスである
    • 身体に情報がどのようにインプット/アウトプットされるのか
      • そのI/Oの不十分なところを補うため、文字や様式、装置などのインターフェイスが生まれた
  • 情報はあらゆるところに存在するが、「あれは何だろうか」といった刺激・契機があって初めて情報としての形をとる
    • 情報は、呼び出されるものである
      • 呼び出す手段
    • 情報の在り処から、フィルタを通じ、こちらに情報が伝わる
      • どのようなフィルタか
      • こちらはどのような文化圏か
        • 同じ手振りでも、文化圏によって意味が全く異なる場合もある
  • 選択的優位性
    • ことばは音声だけでなく唇形でも伝わるが、一般には、音声に優位性が与えられる
    • 音楽は身体でも聴ける
  • ZENetic Computer
  • 図書街
  • 1対1で対応できない「遊び」
  • およそすべての遊びは、その手法により「ごっこ」「しりとり」「宝探し」に分類される
  • イメージをマネージし、マネージされたものをイメージに戻す

目新しいものが提示されてなかった(もしくは自分がそれを認識できなかった)せいか、どうも今ひとつ楽しさを感じられなかった。もっとこう、どきどきさせられたい。きっと研究者としてはすごい方なのだろうけど……。あと、隣席に座ったおっさんのいびきが、たまに気になった。

帰りは上前津やら栄やらをうろうろ。古泉迦十『火蛾』を見つけ、ほくほく。