インタラクション2006(二日目)へ行ってみる

神保町の古書店街を走り抜け(でらR.O.D)、インタラクション2006(二日目)。

  • 「Drumix:ドラムパートのリアルタイム編集機能付きオーディオプレイヤー」
    • 音楽(CD音源など)のドラムパートを判別して自由にいじれる
      • ドラムパート認識については既研究だった模様だが、何この自由なプレイヤ
      • シェアウェアで3000円くらいならバカ売れしそう
        • いや、もっと価値のあるものなのかな
  • 「Motion to Sound〜加速度を聴くインターフェース」
    • 2軸加速度センサから得た加速度を音として出力
      • それほど難しいことをやっているわけではなさそうで「卒論?」なものであったが、「剣道の竹刀の先端に装着してリアルタイム素振り評価してみました」てアプリケーション活用が、何かおもろ
  • 「Limpid Desk:投影型複合現実感による机上実物体の透過化」
    • 机上に重なる本群に埋もれた所望する本を、その上に折り重なる邪魔な本群を透けさせることで見せてあげましょう
      • 実物体の透過化、という時点で「な、なんだってー!」
        • デモ動画を見る限り、プロジェクタからの光で重なった本をけっこう消せている
      • 本の選択などの入力に赤外線カメラで熱感知とか、技術万歳
      • たまらなく未来感
  • 「複数物体を同時駆動可能な力覚提示装置Proactive Desk IIの開発」
    • 複数の机上物体をリニア誘導モータを用いて自在に動かす
      • 何かもう、プロ研究者すげえ

最終セッションのクオリティの高さに打ちひしがれる。粋(すい)、て感じ。思いつけば手の届きそうな研究とは全く別の、様々な研究と技術の集大成の凄み。手の届かなさの実感とともに、すてきな未来を彼らに委ねたいと思った。自分の手はそこには必要ない。
終了後、先輩のmixi友だちが作品展示をしているらしい銀座のギャラリィへと向かう。喫茶店の風景やらを描いたものと日記風の軽い文章によってつくられたポストカード群(100枚くらい?)に心躍り、本当は全部欲しいがお金がないので2枚だけ郵送のお願いをしておく。木村紺妹尾河童な感じ。