情報処理学会全国大会(2日目)へ行ってみる
混雑する朝電車、方角失う地下道歩き、工学院大学新宿キャンパス、情報処理学会全国大会。意味もなく開会式・表彰式・認証式などを観覧す。招待講演の(おそらく通常より聴き取りづらい)英語をBGMに、案内冊子をめくって午後から始まる発表の見たいもの探し。スーツのひとびとに囲まれてひとり私服で、1階デモゾーンに流れるカーペンターズに苛々しながら昼頃まで時間を潰す。わりと長くいたセッションは、入力インタフェース。
- スライド入力法:タッチ画面キーパッドにおける効率的な文字入力
- 「あ」を押すと同心円上に「い」「う」「え」「お」が出現し、そこまでドラッグして文字を選択する入力法
- 画面端の選びにくさ・親指の可動範囲の偏りを考慮し、全方向を自由に使えるように
- 実験ではそれほど良い結果は出ていない(らしい)が、慣れればかなり使えそう
- マルチタップ方式(例:ケータイ)の熟練度は、そら圧倒的だ
- 思い付いた(けど質問/意見出来なかった)弱点は、入力用同心円で現在書いている文字列が隠れてしまうこと
- 「あ」を押すと同心円上に「い」「う」「え」「お」が出現し、そこまでドラッグして文字を選択する入力法
- MouseFieldデバイスを用いた文字入力手法
- 光学式マウスを引っくり返してマウスパッド状にしたMouseFieldデバイスで、ATMの暗証番号入力等で使用することを想定した、パイメニューを用いた一筆書き数字入力法
- 一筆書きとかはさておき、MouseField面白そ
- 光学式マウス2つ潰せば、ものの回転も取れる素敵入力機器に
- 一筆書きとかはさておき、MouseField面白そ
- 光学式マウスを引っくり返してマウスパッド状にしたMouseFieldデバイスで、ATMの暗証番号入力等で使用することを想定した、パイメニューを用いた一筆書き数字入力法
- 文鎮メタファーを利用した小型情報機器向けインタフェース
- 文鎮を置くようにタッチセンサを押している間はペン入力でき、押していないときはドラッグでスクロールできる
- 文鎮メタファーという名前が、キャッチーなようでいて、何か胡散くささ
- しかし非常に直感的で面白い
- インタラクション2006では華麗にスルーしてしまったけど
- しかし非常に直感的で面白い
- これで便利になるだろうな、というアプリケーションが地図くらいしか思い付かないのが、やや弱点かしら
- 縦横スクロールする機会が多く、なおかつペン入力、という条件の、意外な狭さ
- 文鎮メタファーという名前が、キャッチーなようでいて、何か胡散くささ
- 文鎮を置くようにタッチセンサを押している間はペン入力でき、押していないときはドラッグでスクロールできる
約20セッションの同時並列進行に翻弄される。あと、全国大会といえども卒論なものもわりとあるのだな、と思った。聴衆人数も、セッションごとにばらつきはあるものの多くて数十人だし。先輩ふたりも無事に発表を済ませ、ひとりは奨励賞をもぎ取っておられた。すげえ。風邪ひきさんのゼミボスはそのまま豊田に帰り、われわれは東京駅で蕎麦を食べて宿へ帰る。外ではタクシー関係者さんたちがデモ行進(特に感想はない)。予稿集を読んだり笑ったりだべったりして、適当に寝る。