情けなさ?

nksn2006-03-16

さして面白くもない本を読みながら、地下鉄に揺られて移動する。歩き始めると同時に激しく降り出した雨に、頭を垂れる。自動車に泥水をかけられることに慣れてしまった己の、情けなさ? 許せる範囲を広げたいのに情けないの? 愛とは許すことだが、よくわからない。大学につくころには、衣服の重みが何倍にも膨れ上がる。
作業をしにきたはずなのに『マイノリティ・リポート』を鑑賞して時間が高いところから低いところへ流れてゆく。面倒くさそうな入力インタフェースに萌える。
院生室で会うのが最後と思われる隣席M2先輩と酒を飲みながら暑苦しい会話をする。就職活動のアドバイスなどを頂く。就職してしまったら毎年この時期に表現しがたい別れをしなくても済むようになるのだろうか。学部に入学したころから世話になっている先輩でも、近くにいなくなれば、主観的には、知らぬ間にガーベージコレクタに破棄されたのと大してかわらんよなあ。ばっちりと朝まで飲み、眠る。