ゲーム系就職活動まとめ

nksn2006-04-29

正式な内々定は成績証明やらを提出した後に頂けるらしいが、とりあえず実質的には内定を得たので、まとめ。
時系列編

  • 2月03日、甲社、説明会、横浜(id:nksn:20060203)
  • 2月15日、乙社、説明会、東京(id:nksn:20060215)
  • 3月03日、乙社、質問会、東京(id:nksn:20060303)
  • 3月03日、乙社、エントリィシート提出
  • 3月08日、乙社、専門筆記試験案内
  • 3月14日、乙社、専門筆記試験、東京(id:nksn:20060314)
  • 3月25日、乙社、専門筆記試験通過通知、人事面接案内
  • 3月27日、乙社、人事面接、東京(id:nksn:20060327)
  • 3月28日、甲社、エントリィシート提出
  • 4月06日、甲社、エントリィシート通過通知、専門筆記試験案内
  • 4月18日、甲社、専門筆記試験、大阪(id:nksn:20060418)
  • 4月18日、乙社、人事面接通過通知、部門面接案内
  • 4月21日、乙社、部門面接、東京(id:nksn:20060421)
  • 4月24日、甲社、専門筆記試験通過通知、一次面接案内
  • 4月25日、乙社、部門面接通過通知、最終面接案内
  • 4月28日、乙社、最終面接、東京(id:nksn:20060428)
  • 4月28日、乙社、最終面接通過通知、書類提出案内
  • 4月29日、甲社、一次面接登録キャンセル
  • 4月29日、丙社、説明会/筆記試験登録キャンセル

雑感編

  • 説明会
    • わりとウェブで見られるものとその掘り下げ程度
      • 全職種の応募者向けに作られているので、仕方ないか
  • 質問会
    • エンジニア向けで開かれた、わりと砕けた感じの質問会に参加したが、「質問したら得点!」とでも考えているのか、「ウェブで調べれ」な質問が大半で萎える
      • 実際、回答役のプログラマさま3名のうちの1名は部門面接にもいらしていた(たぶんそこそこ偉いのだろう)ので、ウェブで調べればわかると容易に判断できるような下らない質問をして顔を憶えられたら大損だと思う
    • でも、いくつかのまともな質問&回答と、プログラマさまがさりげなく吐いたことばにガッツポーズして、「やっぱゲーム系行きてー」度が上がる
  • エントリィシート
    • 大事な書類を「手書き」というのが、理解に苦しむ
      • 文字は性格が出る、とも言うが……
        • 乙社は面接時、提出したエントリィシートを縮小コピーしたものを使っていたから、汚い字とか細か過ぎる字だといろいろ勿体ないことになるのかも
      • 何枚も書き直しているうちに、誤字に気付いても「このくらいならセーフだろ」などと思う
        • 実際、セーフだった
          • ゲーム系はそういう点について大らかなんじゃろかー
    • 予想以上に面接時に話題として取り上げてもらえる
      • エントリィシート選考に通る程度に遊んだもの(面接でネタになるもの)の方が良いぽ
  • 筆記試験
    • 甲社は簡単なC++言語/高校1〜2年程度の数学物理/ネットワークまわり
    • 乙社は情報系常識/簡単なC言語
    • 一般教養試験は乙社で選考に関係ないものを受けただけ
  • 面接
    • 結局、乙社のものしか受けていないのだが……
    • 人事面接10分(対1)
      • 主に、学生時代の経験について、非専門な話、希望する部門について、など
      • 沢山のひとをざっと見てばっさり剪定してゆく流れ作業ぽさ
      • エントリィシートは全く読まれていなかったぽい
    • 部門面接2〜30分(対3+1)
      • 主に、ゲーム制作経験について、研究話、好きなゲームについて、など
      • 部門のひと(私服)が相手で、笑わせようとすれば笑ってくれる
      • 時間もそこそこ長いので、質問の回答について質問してきたり、わりと普通の会話的
      • エントリィシートは読んでくれていたぽい
    • 最終面接10分(対3+1)
      • 主に、性格面というか自分のポジションの話?
      • 偉いひとの威圧感と、反応の薄さ
      • エントリィシートは直前か面接中に少し読んでくれたぽい
    • 「集団でのゲーム制作」「笑わせるゲームプログラム」あたりを押していたので、そのあたりでのアピールの一環として笑わせたい願望があった
      • 内容としてはかなりだめな感じであった最終でも通ったことを考えると、乙社は部門通ったらほぼ決まりなのかも。だとすると、部門面接でそこそこ笑いをとれたのは、成功の大きな要因だと思う
      • 実際、技術的なレベルを試すような時間は、面接にはほぼないに等しいわけで、やはり「最低限経験があって、信念(らしきもの)があって、ことばを喋れる」という条件、そして「気に入られたもの勝ち」な気がする
    • 毎回ある「最後に、何か質問はありますか?」に対しては、すべて「ありません」で通した
      • 相手は大企業だから福利厚生や給与がひどいということは考えにくいし、制作現場の話とかを訊いてもまだ受かるかどうかわからんし
      • 興味本位で訊きたいことはいろいろあるが、それは面接で訊くことではないと思った
      • 「質問しないと興味がないと思われる」て面接指南ではいわれるけど、無駄なこと訊いて馬鹿だと思われるのは哀しいし、それまでに目一杯入りたいアピールしておけば質問しなくてもいんじゃね?
  • 交通費問題
    • 東京あるいは大阪でない者の、大きな足枷
    • 夜行バスでも名古屋から東京まで片道4〜6000円
      • 体力消費を考えると、行きは新幹線を使いたい
    • 乙社は、結局最終すら交通費出ず(去年は出たらしいが……)
  • ゲーム系プログラマ志望で就職活動するにあたって
    • いわゆる企業研究?というものは必要とされていない感
      • 四季報?とか日経新聞とか読んでなさ
      • おそらく志望動機に入るであろうその会社のゲームをいくつか知っていれば
        • 実際面接は時間がないので、ぶっちゃけやったことのないゲームを挙げたところで、それほど突っ込まれなさ
    • ゲーム制作経験話については結構聞かれる
      • 「笑わせるゲームプログラム」を押していたのでその内容についても喋ったが、内容にはそれほど興味なさそうだった
      • 複数人でのゲーム制作、というところが一番重要ぽ
        • 大体何人くらいで?とか、自分はその中でどういう立場?とか
    • ゲームをやっているか問題
      • 全くやっていないよりは沢山やっていた方が安心だが、それほど沢山やることが重要ではなく、何考えながらやっているかを聞かれた気がする
  • 院生である点について
    • 先輩経験談では「なぜ院に行った?」とか「なぜドクター行かずに就職?」とか聞かれたらしいが、それについては特に聞かれず
    • 研究内容については面接のたびに聞かれたが、わりとテキトーな回答でも通ったというか実際まだ修論についてあまり決まっていなかったけど何とかなった
      • 一応(嘘にならない程度の)ストーリィはちゃんと作ったけど
      • 卒論時には少しだけゲームと関係する研究をしたが、それについては反応薄めだった
        • 程度が低いものだからかも
          • CG関係とかアルゴリズム関係だったらもっと食い付くんじゃろか
  • 就職活動の優先順位
    • 「ゲーム業界で就職したいけど、特定のゲーム会社に就社したいわけではない」と自覚していたので、「仮に予定が重なったら選考が進んでいる方を優先」「どの会社でも内定が貰えた時点で就活終了」と決めていた
      • 受けている会社の数が少ないため、実際に予定が重なることはなかったが、シンプルな行動基準を決めておくと、少しだけ気楽
    • 就活以外の予定との重なりは少しだけあったが、理解あるひとびとに助けられ、就活を優先させることができた

こんなとこかしら(思い出したら書き足そ)。ちっとも興味はないが「さいあく派遣SEでも何でもあるし!」と思えるトヨタ王国愛知県の情報系びとであるという条件もあって冒険できたのは、とても幸運だった。今は、小さい頃から漠然と憧れていた(そして正直受かると思ってはいなかった)ゲーム系で内定を貰えて、けっこう舞い上がっている。とりあえず主タスクが修論とバイトの二つに絞られ、余裕が取り戻される気がする。取り戻されたい。