川島誠『800』(1)
さっき斉藤が言ってた、この前会ったときっていうのは、女子校に行ってる女の子ふたりに斉藤とぼく。背が同じくらい低くて同じくらいよく笑って同じような服着てる子たち。
四人でお茶飲んでボーリングしてご飯食べて。斉藤に言わせると、健全なグループ交際をして、で、あまりおもしろくなかった。
ああいうのって、女の子がジュースのリング・プルが開けられないでいるのを代わりに開けてあげるのが嬉しくなれないとダメみたい。
ふたりの高校生800メートル走者(TWO LAP RUNNERS)のおはなし。終始良い雰囲気ではあったが、盛り上がった部分を思い出せない。北野武の映画『菊次郎の夏』みたいな感じ? つーか、邦画な感じ?