部門面接へ行ってみる(東京)
時間に余裕を持って、品川→恵比寿→六本木。地下を歩いている内から空気中のハイソ濃度の高まりを感じるが、地上に出て、森タワーの高さに唖然とする。六本木ヒルズ。完膚なきまでにアウェイ。
緊張の中で「さすがに受付嬢はきれいだなあ」などと思いつつ、受付近くの談話スペースで待つ。同じく面接待ちのひとと喋るという、初の試み。単独移動時間の全く発話してなさから必要とされる会話キャリブレーションは、このようにして行われるわけか。屠殺待ち順列の先頭になったら、新参さんに喋りかけて互助リスト構造を維持。
- 先輩情報「囲まれているかのような多人数」ほどではなく、1対3+1
- 人数的には空気を操れそうな範囲で、さらに入った時点でわりと場が温まっている感じ
- 初っ端に「自己PR」を用意していなくて、用意していた「志望動機」「修論関係」「卒論関係」を繋げて話す
- だが初めての「一対多面接」で阿呆みたいに緊張し、文節発話→Now Loading→文節発話→Now Loadingを繰り返す
- ひとつ笑いを取ったら緊張が解けて良い感じに
- 食い付きやすい餌を用意すれば、ちゃんと食い付いてくれるものなのだな……
- ひとつ笑いを取ったら緊張が解けて良い感じに
- 人事面接とは対称的に、ちゃんとエントリィシート読んでくれている感
- エントリィシートに書いたどうでも良いことば選びについて質問してきた
- うれしいけど、それほど意味があって書いたわけでもなくて困る
- エントリィシートに書いたどうでも良いことば選びについて質問してきた
- ゲーム系らしい質問
- ゲームベスト3挙げてみて
- エントリィシートに書いたゲーム制作ばなし関連
- 何本くらい作った?
- どんなん?
- 最大何人くらいで作った?
- 表層まわりとシステムまわり、どちらが得意? どちらを主にやりたい?
- 最後に「当社の志望順位は?」「(持てる技術のすべてを込めた笑顔で)もちろん第一志望ですっ!」の儀式
- 実際、内定貰えたら即就活終了なところしか受けていないのだが
ほか、話脈で細々と質問に応えて2〜30分(時計を持っていないのでよくわからない)。面接終了後、人事のひとから今後について少し話して、雑談しながらエレベータまで送ってもらう。若く見えた面接官の3人が制作系では結構偉いひとだと聞かされ、ゲーム系開発職の寿命の短さを改めて認識。用意したエピソードの70%くらいは話せたと思うし、そこそこ笑ってもらえたので、わりと満足。これで落ちるなら、自分には無理ということだと思う。
そのまま帰るのも勿体ないので、六本木ヒルズ散策。森美術館で「東京ーベルリン/ベルリンー東京展」を見て、修学旅行らしき女子高生の群れから逃げて52階の喫煙スペースで遅めの昼食。東京一帯を日時計にせんとする野望を目の当たりにする。飛行機搭乗経験を別にすれば、人生最大のポテンシャルエネルギィを持った瞬間。0.05トンでも、そこから落ちればかなりの破壊力。結果次第では二度と来ることがないのだなあと考えながらそれほどおいしくもないピザをかじる。
あと、前日から続く目と鼻と喉の半壊が続き、目の壊れぷりはひどいもので、おそらくこれまでの人生のうちで最も涙を流した一日。これを機に感情回路と涙腺とが繋がってくれると良いなあと思う。面接会場では全く正常に機能したところをみると、単に空調の関係とも思われるが。