2005-01-01から1年間の記事一覧

車道

朝までCatan。場の空気の維持にコストをはらったりすることがあるよなあと思う。焼酎をかぱかぱ飲んで、だらだら喋った。カーテンの隙間から初日。 不機嫌を木に交換

加納朋子『ガラスの麒麟』(2)

「どうして閉じこもる必要があるの?」 「不安だから」菜生子の返事は短く、明瞭だった。「雷が鳴っている時に、布団をかぶるようなものですよ。誰だって、不安からは逃れたいんです。そして人間の不安感って、その原因の多くは人間にありますよね……うんと煎…

名城線を1周プラス

何度も目覚める。何度も、院生室で起きたところから始まる夢をみる。日が沈んでから最寄り駅まで寒中行軍。天の湯に寄り、風呂とサウナで1時間半ほど楽しむ。帰り着くまでに本が読み終わりそうになかったので、地下鉄名城線を1周プラスして、改札通る寸前…

生活費200円

院生室でも夕方起き(死ねばいいのに)。院生室の100円カップラーメンに身を寄せて細々と生きてゆこう。実家でも院生室でも一日1〜2食で安定している。周囲の存在の有無が、人間として最低限度の生活水準の維持には必要だということか。 断続的にプログ…

一人用

移動のための移動。いつのまにか、地下鉄に揺られないと本も読めない子。院生室は修論間際のM2で中盛況。ゼミ室の卒論生のひとたちは、それなりにしこしこと何かを作っているようだった。プログラム完成間際では、手助けしようにもソースを色々と読まなけ…

受動の吹き溜まり

夕に目覚め、掃除洗濯。始まらない新章を待ちわびてしまう、受動の吹き溜まり。手癖といえども適量になるまでやたらと時間を要するREを久々に更新して寝る。ことば遊びというものは、はずかしくないものに限って、あまりおもしろくない。なんてね。

だけ

夕方散歩。雑貨屋やら本屋やらを歩き巡った。だけ。

福井帰り

はなしには聞いていたが、本当に早朝5時半に家を出て働きにゆくひとがいるのだなあという実感とともに、再び福井駅。駅のひとは、もっと早い。せっかくの北陸を温泉で締めようかと算段するも、駅周辺のコンビニのATMのなさに負け、寄り道しないで帰るこ…

福井

名古屋から片道3000円で行ける雪国、ゴッサムシティ福井。普通電車を乗り継いで行き、窓の外を指差して絶望する。でも福井駅はわりと格好良い。 さまざまなついで 押せば出る情報 押さずとも出る情報 それぞれの楽しみ方/哀しみ方 不意に思い出したので…

積木鏡介『歪んだ創世記』(1)

全ての座標系から見捨てられた空間。時間も場所も分からない奇妙な「場」。あらゆる因果関係から排除された世界。 メフィスト賞漁り。メタメタしくて気持ちわるかった。「はいはい流水流水」と感じ、2/3あたりで挫折。

2色

完全にお休みになると、学バスが止まって大学へ行きづらくなるのが困る。院生室へゆかないとプログラム書きのできなさ。 iBookさんの[Y]キー、半陥没す。

黙々

安息日。歯医者にゆくつもりであったが、外の白さに恐れを為して諦める。この世には、歯よりも大事なものが、いくつもある。本を読んだり緑茶に梅干しを投下したりして、静かに一日をすごす。どこも壊れていない座椅子に替わる新しい座椅子が現れるが、現状…

留守番

視線回避結束

伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』(7)

「慎一、行こう。つべこべ言っている響野さんなんて放って、僕たちだけで行こう」久遠は出口に足を踏み出す。「まったく非協力的なんだからさ。僕が世の中で許せないものはね、料理に入ったパイナップルと、非協力的な大人と、それから『さっきのワースト三…

受付/監視

はいはい風潮風潮

留守番

話し好きは他を選ぶ

暖房暑い

こんこんと眠り続け、土日の大半を睡眠で潰す。HP全快。目覚めると夜で、生活サイクルを完全に狂わされる。外では積雪。あんなトリックやこんなトリックを想像しつつ、暖房の下でビールを飲む。

恩田陸『六番目の小夜子』(2)

「あら、あたしは思ったことを口に出してるだけよ。可愛いもんでしょ、正直で。秋くんなんて、いっつも人のことジロジロ観察して楽しんでるじゃない。いやらしいったらありゃしないわ」 秋はギクリとした。 「やあね、バレてないと思ってるわけ? あたしを誰…

風邪を知る

器用に数駅寝たりして朝帰り、目覚ましをかけて床に就く。夕方の用に合わせて昼前目覚めると身体が重く、もう一回転して風邪を知る。予定を諦め、夜まで眠る。生まれてから死ぬまでにできる鍋の回数はひどく限られたものであるというのに。

高蔵寺

クリエイティブ論議に参加することにためらうのはなぜか クリエイティブでないことの自覚 クリエイティブびととは異なった立ち位置にありたいという願望 何を語っても車輪再発明である気がしてしまう件 量れない相手に対して語るのをためらうのはなぜか 通じ…

留守番

思いやり超過

受付/監視

怪しいほどに共有しない

夢を見、歯削

夜中に2〜3時間長電話をして、切ったあと朝方まで飲酒しながら雑事にかまける。昼過ぎから夕方までn度寝を繰り返し、たくさん夢を見ては忘れた。安息日。歯医者と古本屋。安息日とはいえ、すこしばかり怠惰すぎやしないか。

加納朋子『月曜日の水玉模様』(3)

「馬鹿みたい。だってそうでしょ? そんなこと言うくらいなら、つきあう前に彼女に聞けば良かったのよ。『あなたは素直で従順でかわいいですか』って。きっと彼女なら、その正反対だって答えたでしょうよ」やや辛辣にそう言い放ってから、陶子は肩をすくめた…

留守番

容貌容姿容態容器

北村薫『冬のオペラ』(3)

「伊勢君がね、わたしのこと嫌いなんだって。《可愛げがないから》って。《どういうこと!》っていったら、−−説明し始めるんだよ。失礼しちゃう。聞いてるんじゃなくて怒ってるのにさあ」 名探偵・巫弓彦と記録係・姫宮あゆみ。《円紫さんと私》シリーズと似…

受付/監視

行列のできる待ち行列屋さん

手下

半年ユリイカ最終回に心温まる

霧舎巧『マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ』(1)

「そこで、きみはこう思わないかな? それじゃあ、同じじゃないか、と。こういう実験をおこないました、という情報を得たのも活字なら、その実験は嘘でしたという《事実》を知ったのも活字。どちらも同じ情報源なのに、どうして後者の活字だけを真実と決めつ…

留守番

節約のための投資における羽振りの良さについて