偽物の湖を右手に見て
修論ネタ発注元となるぽい企業に、ゼミボスと院生3名でお話にゆく。湖の近くの、コンビニの少なそうな土地。
- 自動車に走る血管のような電気配線・ワイヤハーネスの設計用CAD
- やわらかものを自在に扱えるCADは、実用レベルでは、まだない
- 部分的に性質の異なる物体
- ハーネス設計という特殊な条件
- 電気配線という性質上、他過程の仕様変更のたびに修正が発生
- 1000〜3000の線を扱う
- 多線の結合部をどこにもってくか問題
- 何より驚きなのは、自動車製造などという最も機械化の進んでいそうな分野の結構大事な部分が、未だに紙設計図と手作業で支えられている点
- やわらかものを自在に扱えるCADは、実用レベルでは、まだない
- 設計図の差分抽出
- 同位相でも微妙に数値の変更
- 画像認識からのデータバインディングとかで
- 位置の違い
- ラベリングして平行移動させるだけ
- 同位相でも微妙に数値の変更
- 社交辞令的なものだろうけど、けっこう熱烈に勧誘された件
- 業界内でもかなりのシェアを占める大企業なのだろうけど、裏方仕事分野だから修士/博士はなかなか来ないのかなあ
- 文字通り切った貼ったの世界
- 男のロマンを感じる
- でもラフすぎて何だかこわい
- 「ハーネス屋は〜〜」とか「設計屋は〜〜」とか、やはり「○○屋」という表現が格好よい件
- 「信号屋」みたいに低級扱ってます的な匂いが加わるとたまらない
- 「ゲーム屋」て、違う風にとられそう
説明用に見せてもらったハーネスをおみやげに貰って帰る。技術開発のひとかっけー!と思う足るだけのお話を聞いた。ゼミボスへのおねだりが足らず、うなぎを食べ損ねる。