「愚昧、なのですか?」 「唾棄すべき愚昧だ」影はきびしい調子でいった。 「生と死は神の手にあるにもかかわらず、自らの定めし生と死という言葉に懊悩する愚昧。魯かなるかな。言葉を識るがゆえに、言葉を得て満ちたりる人の無知よ」 12世紀の中東、とい…
昼過ぎに院生室で目覚める。気分がすぐれず、あたまをぐらぐらとさせている内に時間が過ぎ、夕方、勢いをつけて大学を後にする。英論文邦訳進まず。作業に向かう気になれない。水曜に発表なので、そろそろ必殺技を閃いたりしないかと頭上を気にしている。
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